【 もくじ 】
アクセス
奈良県五條市から吉野川を渡り、R309号線を南へ進んだところにある、日本最古の水神様をお祀りする神社。
丹生(ニフ)
丹生という地名は最も古く、赤土・水銀を産する地域である。また、その赤土は、錬金術に欠かせない材料で、その地域を拠点としたのが、丹生氏。その辺のところは、ある真言宗の先生から、丹生氏と弘法大師のつながりやいわれを聞いたことがある。丹生氏の財力があってこそ、高野山を開くことができたのでは。
丹生神社があちこちにあるのは、丹生を求めて丹生氏一族が広範囲にその勢力を広げ、繁栄していたということだと。また、その技術で莫大な財をなしたのではないかとも。
境内
境内や社は、古い雰囲気はあるものの、朽ち果てた感は全くなく、凛とし、神々しく、清々しい。山奥にある神社の割に、社殿は大きく、立派である。


本殿
拝殿から奥の本殿へは、山の斜面を利用した、この急階段を上ってゆくが、一般参拝者は(普通は)行けない。
このような造りは非常に珍しい。本殿まで進むのにも相当緊張するだろうし、特別な空間や、気を感じるんだろう。いつか、正式参拝を是非させていただきたい。
祈雨祈晴
年代不詳の頃には、雨乞いや祈晴が行われたと記述があることから、古くから、国の行事としての儀式が執り行われていたようである。
名 称 | 丹生川上神社下社 |
住 所 | 奈良県吉野郡下市町長谷1-1 |
御 祭 神 | 闇龗神(クラオカミノカミ) |
参拝時期 | 2013年 |