元出雲
亀岡の市街からほど遠くない位置にある大きな鳥居の神社である。
丹波風土記によると、「奈良時代の初めに、大国主命一柱のみを島根の杵築の地に移す。今出雲大社である。そのため当宮に古来、”元出雲”の信仰がある。」と記述があるとのこと。
また、本来は、本殿の背後に円錐形に美しくそびえる”御影山”そのものが太古より崇められていた。崇神天皇の時代に大和の三輪山が祀られるようになったが、御影山はその時代よりずっと古くからご神体として敬われていた。
実際に参拝した際には、古めかしい感じがしたし、出雲よりも、三輪よりも古いと言われれば、そうかもしれないと思えるような場所ではあった。
色んな説がある中で、神武の東征以前に、出雲勢力は日本海から丹波まで及んでいた。そして、饒速日が斑鳩の峯に天下り、信奉を集めたとする説も。
名 称 | 出雲大神宮 |
住 所 | 京都府亀岡市千歳町出雲無番地 |
祭 神 | 大国主命
三穂津姫命 |
参拝時期 | 平成11年5月 |