【 もくじ 】
由緒
小倉百人一種にも出てくる、後の参議、小野篁卿が陸奥国守として着任した際、東北開拓・産業開発の大神として創建された。
日本三稲荷
日本三大稲荷には、いくつか候補が挙げられる。伏見稲荷は当確として、後の二社は、竹駒神社の他に、豊川稲荷、笠間稲荷、最上稲荷、祐徳稲荷など。
稲荷神
半島から渡来した秦氏が伝えたという、「稲成(いねなり)」ということで、農耕神である「宇賀之御魂(うがのみたま)」とも言われる。また、御食津(みけつ)とも。「ミケツ神」と聞けば、素戔嗚命か、伊勢下宮の神を思い浮かべるが、、。狐は古名を「ケツ」と言い、「ミケツ」は、三狐・御食津につながると言う。
ダキニ天
仏教の神でインドから伝わったダキニ天と稲荷神は同一視され、習合された。しかし、本来は全く別の神様で、豊川稲荷、最上稲荷などでお祭りされている。商売繁盛・技芸上達・五穀豊穣などの御利益がある。
大鳥居をくぐると、眷属である狐の狛犬がお出迎え。
その近くに、参拝者休憩所
山門には、金剛力士像が安置されている。神仏習合の形が残っている。
拝殿入口の門
立派な拝殿。
駐車場は十分広い。更に、正月の初詣時期には、近くの学校のグランドを臨時駐車場に利用して確保される。
御祈祷では、和楽の生演奏
宮司さんがお二人、(お祓いをされる方と、祝詞を奏上される祭主)の他に、和楽器を生演奏で奏でる方5名(太鼓、琴、横笛、笙、鉦鼓だったと思う)がそろい、正にオーケストラだ。他に巫女さんの舞もある。生演奏は時々見かけるが、横笛と太鼓ぐらいだと思う。非常にご丁寧。いつもこちらを参拝する人たちは、当たり前と思っていることだろうが。実は、とても贅沢。
夏に、10名ほどで御祈祷を受け、それとは別にお札二体をお願いした。その時も、全く省略することなく、同じようにご祈祷の儀を行っていただいて、こちらが恐縮した。人間だから、ちょっと嫌気が差すと思うが、微塵もそれを感じさせなかった。
朝の朝礼参拝
朝一番の御祈祷のため、ちょっと早めについたら、神職方々全員が、拝殿でお祈りをされていた。三〇名余りおられたか?一般に言う、朝礼のような感じ。社務所でお尋ねしたら、毎日の決まりとのこと。
名 称 | 竹駒神社 |
住 所 | 宮城県岩沼市稲荷町1番1号 |
御祭神 | 宇賀之御魂神(うがのみたまのかみ)
保食神(うけもちのかみ) 稚産霊神(わくむすびのかみ) |
創 建 | 842年 |