【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 伊都岐島神社
- 所 在 地: 広島県廿日市市宮島町1-1
- 御 祭 神: 市杵島姫命
- 配祀神
- 田心姫命(たごりひめのみこと)
- 瑞津姫命(たぎつひめのみこと)
- 創 建 : 593年
- 参拝時期 : 1999年
由緒
- 593年地方豪族の佐伯氏が社殿造営の神託を受け、市杵島姫命をお祀りした。古代から島そのものが神とされ、平安時代の文献には神にいつく島、仕える島と呼ばれていた。
- 山頂の巨石が信仰の対象であった。(山そのものを信仰の対象とするところは、縄文的である。)
正式参拝を勧められ
- さてこちらを参拝したきっかけは、知人から「正式参拝」というものを勧められそれを実際にここでやってみた。
近所の神社へお取次ぎをお願いする
- 先ず「住んでいるところの近所の神社へ、参拝したい神社へ行く1週間前に行き、自分の住所・名前・どこの神社へ・何の目的でいくかを声に出して、お取次ぎをお願いする。」そして、・「参拝の際には、奉献酒1升と、1万円を納める。」「祈願を宮司さんに代わりにお願いしているが、その先に実在の人(神様)がいるかのように、心を込めてお願いする。」というもの。
- 一般社会でも偉い人に会いたい時、その方にたどり着く誰かを介して紹介してもらい、お会いして目的を果たすとしたら?真剣に話の仕方を考えるなど、相当緊張しながら準備をするでしょう。相手が人でなく「神様」であれば更にということ、、、。
- 参拝した当時仕事上でいろいろストレスを抱え、思うところがずいぶんと重かったのでそれを真剣にやってみた。一週間前に近所の神社に参拝するときに、他人がいなくなるのを待ってお取次ぎをお願いした。その段階で何やら、真剣になっている自分を感じてきた。
ご祈祷
- 当日御祈祷の受付をし、初穂料の他にお酒を奉献。神妙に待っていると宮司さんがわざわざ参拝の趣旨の確認をしに来られた。多くを語らなかったがこちらの緊張感が伝わったと思う。いよいよ本殿に入り祈願した。
- メインの祝詞の際は正座し、両手をついて、頭を畳にこすりつけるようにひれ伏してお願いした。(以前、伊勢神宮でそのような作法で参拝する集団を見かけたことがあり、神道の人達なのだろうと思った。それを真似てみた。他の人からは”変な人”に見えているだろうと思いながら。)
御幣をそっと頭に触れられ
- 祝詞の後木製の御幣をそっと頭につけられた。その瞬間とても暖かな感覚が全身に流れたように感じた。全く予期していなかったので本当に驚きのあまり放心状態になった。終わって神社を出て順路に従って裏手へ回るまで言葉を発することもなくやっと我に返り妻と話した。
- 彼女のほうはこちらへ向かう早朝、足を痛めたが、私はそれどころではなかったので、「参拝したら治る。」と半ばいい加減なことを言っていたが、「本当に足の痛みが嘘のように消えた。」とのこと。生涯忘れられない参拝となった。ありがとうございました。
- このような参拝方法はいかがですか?(決して正しいやり方などと言っているわけではありません。)