【 もくじ 】
遺跡概要
- 遺跡名称 : 岩屋岩陰(いわかげ)遺跡(妙見神社)
- 線刻石のある巨石群
- 東の山巨石群
- 遺跡所在地 : 岐阜県下呂市金山町岩瀬
- 遺跡年代 : 縄文時代早期
- 遺跡特徴 : 縄文時代の太陽観測所であった可能性がある
岩屋岩陰遺跡巨石群
- 巨石石組みの位置に差し込む太陽光により、春分・秋分の日の出や日の入りがわかるという。

- 入口の全体位置と案内図



- Dポイント:春分・秋分の日に石の面に沿って沈む太陽が見られる。

線刻石のある巨石群
観測ポイント6
- 観測ポイント6

- 夏至前後の4か月間太陽光が差し込む
観測ポイント8


- 当時の頃の太陽光が差し込む
観測ポイント3




- 夏至の頃の太陽観測ができる。
観測ポイント9


その他のポイント

再現館

- 春分、夏至、秋分、冬至の太陽の高度がわかるように展示物がある。
その他のアングル


狒々(ヒヒ)退治伝説
- 鎌倉時代祖師野八幡宮の祭には娘を神に供えていた。平治の乱で平清盛に敗れた源義朝の長男善平は、娘に扮して待ち伏せし近づいてきた怪物を切り付け、血の跡を追いかけ岩屋岩陰遺跡の洞窟で怪物の止(とど)めをさした。
- 狒々退治の太刀を祖師野八幡宮の神宝として祀った。
- 岩屋岩陰遺跡には妙見神社を祀った。
両面宿儺(りょうめんすくな)伝説
- 日本書紀に伝えられる、両面宿儺と武振熊(たけふるくま)伝説
- AD400年頃、大和朝廷に従わない両面宿儺(二つの顔と4本の手を持つ)は朝廷から派遣された難波根子(なにわのねこ)武振熊と激しく戦った。
- 桃太郎の鬼退治の温羅・土蜘蛛・熊襲など、大和朝廷に従わなかった者が退治され、悪者にされた例は多い。両面宿儺もその例なのではないか。