松尾大社(京都府嵐山)|大山咋神、丹波・山城国を開拓した秦氏の氏神

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神社概要

  • 神社名称 : 松尾大社(まつのおたいしゃ、まつおたいしゃ)
  • 住  所 : 京都府京都市西京区嵐山宮町3丁目
  • 御 祭 神: 大山咋神、中津島姫命
  • 創  建 : 不詳、701年現在の社殿が造営
  • 駐 車 場: 有り(無料)
  • アクセス : 阪急嵐山線松尾大社駅から徒歩3分

由緒

  • 古くから松尾山山頂(標高223m)の磐座が信仰の対象とされていた。
  • 5~6世紀頃、朝鮮から渡来の秦氏が一族の氏神とした。
  • 秦氏は、秦の始皇帝の末裔とする融通王(弓月君)(ゆづきのきみ)の子孫
  • 701年に現在地に社殿を造営し、大山咋神中津島姫命をお祀りした。

御祭神

  • 大山咋神・・・別称:山末之大主神
  • 中津島姫命・・・別称:壱杵島姫命

一の鳥居

  • 阪急嵐山線松尾大社駅を出るとすぐ左に、一の鳥居が目に入る

大鳥居

  • 一の鳥居から参道をすすむ

脇勧請

  • 上の鳥居の水平材に12束の榊が吊るされている。
  • これは、鳥居の原始形式を示す。
  • 2本の木に注連縄を張り、その年の月数と同じ榊を吊るす。平年は12束、閏年は13束。そして、月々の農作物の出来具合を占ったことに由来する。

鳥居に吊るされた榊

楼門

  • 重厚で品の良い色合いが、阪急電車の車両の色と合っている。

拝殿

本殿

上賀茂神社と同じ紋
  • 上賀茂神社は「二葉葵」で、こちらの紋とよく似ている。
  • 上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大神と、松尾大社の大山咋神は、同一視さる場合がある。

相生の松

撫で亀さん

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  • 本殿手前に相生の松と並んでいる。
  • コロナ禍により、今は撫でること。

境内末社

  • 写真右から順に、衣社、一挙社、金刀比羅社、祖霊社
滝御前

霊亀の滝

  • 本殿右側の回廊の下をくぐり、霊亀の滝へ。

  • 周りとはちょっと違う、凛とした雰囲気がある。
  • パワースポットとして、有名のよう。

  • 首に3つの星・背に7つの星を持ち、尾に緑と金色の毛を持つ亀が現れ、715年、時の元正天皇はこれに因んで元号を「霊亀」に改めたという。

神泉、亀の井

  • 「蘇りの水」と言われる。

松風苑

  • 残念ながら、拝観出る時間を過ぎており中へ入れず、手前からちょっと見させてもらった。
  • 蓬莱の庭、曲水の庭、上古の庭の3つの庭を「松風苑」という。
  • 昭和時代の名作庭家の重森三玲氏の作。

四神相応

  • 平安時代に、平安神宮を中心に四つの方位を守護する神を定めた。
  • 東(青龍):八坂神社、北(玄武):上賀茂神社、南(朱雀):城南宮、西(白狐):松尾大社

 

 

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