百舌鳥古墳群(2)|古墳時代が終わった理由を考える

百舌鳥古墳群
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百舌鳥古墳群造営の理由

  • 百舌鳥古墳群の記事では、「多くの渡来の人の技術力や労働力を以って、道具・馬具・武具・須恵器などを作り、新たな土地を造成し、水路を作った。その残土を利用すると同時に古墳を築造した。」とした。

更に、違う視点から

1.古墳時代の終結:日本国中で古墳が造営されたものが、同時期に終わった。しかし、王朝が変わったわけではない。

2.大和朝廷による中央集権国家の確立:近畿圏から全国的に大和朝廷による統治が進んでいる。

3.白村江の敗戦により、間接的に唐と、敵対関係になったことの対策として、「防人」「西日本の各地の沿岸に防衛砦を建築」の他に、倭国での政治や祭りを一新させる必要があった。

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古墳築造が終結した理由

理由 1

  • 白村江での敗戦により、大和朝廷は唐との直接の戦いを避けるために、「大和朝廷は、新たに『日本』を名乗り、『倭国とは別の国』と唐に説明し、難を逃れた。

理由 2

  • 中大兄の王子は、天智天皇となり、近江に遷都して、別の国を印象付けた。

理由 3

  • 国内にあっては、倭→大和→日本と、「別」ではなく、連続した同じ政権として認識され、国内が乱れずに中央集権を進めた。だから、日本ではその時代が空白となっている。

まとめ 

  1. 倭国と別となった「日本」が古墳を築造すると、唐ににらまれるので、流行が終わったかのように、築造は終結した。
  2. 半島との交流を絶ったので、渡来の人がなく、新たな土地造成の必要がなくなった。
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