【 もくじ 】
寺社概要
- 寺社名称 : 恐山菩提寺(恐伽羅陀山菩提寺)
- 住 所 : 青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2
- 宗 派 : 曹洞宗
- 山 号 : 恐山
- 本 尊 : 地蔵菩薩
- 創 建 : 862年
日本三霊山
- 日本三霊山の一つ。むつ市から整備された道路を通って約20分ほどで着く。
- 曹洞宗のお寺であるが、創建は天台宗ということで梵字の文字などを目にし、疑問に思ったがそういうことだった。
- 2017年にお参りしたが、約40年前の1979年にも一度訪れている。その時は今のようなバイパス道路がなく砂利道だった。
- 山に近づくにつれ道路わきの小さな川の色が硫黄で黄緑色がだんだん濃くなり、硫黄臭もきつくなってくる。道路両脇から木の枝が道路へ覆いかぶさるように生えており外の世界から隔離されていくような妙な何時がした。
- いよいよ上り詰めると急に視界が広がったが、曇天であったためかどんよりした雰囲気が漂っていた。
- 威圧されているように感じた。
- 入山料¥500を支払って境内や一帯を散策した。
- ここは水子供養で有名。
宇曽利山湖
- カルデラ湖であり火山。過去の噴火は記録がないが1万年以上前らしい。
- 硫黄の黄色い岩や匂いがして、独特の雰囲気がある。
- ゆっくり見て回っても1時間はかからないくらい。
- 恐山(おそれざん)の名の由来は、宇曽利山(うそりやま)が訛り、「おそれやま」から「おそれざん」になったらしい。
- アイヌ語で「ウソリ」は、「ウショリ」(くぼみ)に由来するとか。カルデラ湖のことを指しているのか?
40年前の野営体験談
テントを誰かがパタパタたたく恐怖
- 入口駐車場付近の宇曽利湖畔。実は40年前に来たとき、友人とバイクでツーリングをしてこの湖畔に勝手にテントを張って寝た。誰にも注意はされなかったがその日の夜の恐怖は今も忘れられない。
- むつ市内で知り合った沖縄の人と3人で飯合でご飯炊いて、即席カレーにして食べてじきに暗くなり街灯もなく、目を開けても閉じても真っ暗な状態となり寝るしかなく寝袋に入った、、、。
- しかし風が出てきてテントをパタパタと風がたたく。さらに風が強くなると音が増し、まるでテントの周りに人が立って手でパタパタたたいているかのような感じ。それが4面にそれぞれ、2人、4人、8人と徐々に人が増え、人と人の間隔を狭めながら、強さを徐々に増して、パタパタパタパタとたたいている。
- 我慢(たぶん3人とも)していたが私の友人が、「これ、本当に風か、、、。」と、思わず口にしたので、「それは、言うな。寝よう。」そう言って、3人とも我慢して寝た。
- 朝を迎えると風は全く止んでいて、何もなかったようにどんよりとしながら、朝は少し落ち着いた空気で静まっていた。
- なんと下の写真の太鼓橋「三途の川の橋」の下で誰か寝ていた。それもすぐにいなくなった。
賽の河原
- 賽の河原に石を積んでも朝には必ず崩れているのが、「恐山の不思議」の一つとされているとのこと。
- それは毎晩、強風が吹き荒れるからだと思う。それは本当に風か、それとも、夜な夜な霊が歩き回りパタパタと風を起こしているのか?
- この橋も40年前はもっと古い感じで、こんなにキレイじゃなかったと思う。
- 懐かしいというか、感慨深い。