千光寺(富山県)|昭和天皇がご休息された、観音霊場の古刹

千光寺パンフ
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寺社概要

  • 寺社名称 : 千光寺
  • 所 在 地: 富山県砺波市芹谷1111
  • 宗  派 : 真言宗
  • 山  号 : 芹谷山
  • 御 本 尊: 観世音菩薩
  • 創  建 : 703年(大宝3年)

はじめに

  • 富山県の呉西地区と呉東地区を結ぶ、R359音川線沿いの砺波市に立地し、戦国時代には上杉勢からの攻めにも実際にあった山寺である。
  • 砺波地方では安居寺とともに、最も古い寺。

パンフレット 伽藍配置図

伽藍

  • 山の斜面を利用し階段を上って山門をくぐり更に進んだ先に観音堂。33年に一度の御開帳の時にしか拝めない秘仏である。
  • 観音堂から回廊を伝って焔魔堂、本堂へ。

山門

  • 1797年に建築された富山県内最古の二階二重門。平成18年の御開帳の際には山門も公開された。
  • 足場が組まれ2階へ上れるようになっていたので中を見ると、16羅漢像が安置されていた。あまり多くの人には知られていない様子。見られて得した感じ。

パンフレット 山門

観音堂

  • 大みそかから元旦にかけ初詣の参拝を受け付けていた時期には、多くの人が訪れ朝方観音堂で座っていたら暖房があるのにとにかく寒い。お寺の中では一番高いところにあり、冷気が観音堂に向かって吹き上げてくる。
  • それともご本尊のパワーのなせる業か。

御本尊 観世音菩薩立像

  • その昔ご本尊の観音様が盗難にあった際、ご自身から天に向け光を発せられ泥棒の手から飛び立ち、お寺へ戻られたという話が言い伝えられている。

法道円徳上人

  • 703年法道仙人が天竺からご本尊の観世音菩薩の像を背負ってこられて開創された。(とは言うものの、背負うほど大きな像ではないけど)上人は天竺から雲に乗って中国や朝鮮を通過しこの地を選ばれたという。
  • 鉢を飛ばす能力があったとか超能力者であったという伝説上の人物。

パンフレット 御幸門

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御幸門

  • 昭和44年全国植樹祭がお寺の近くの砺波市頼成の森で行われた際に、地元から天皇陛下に千光寺でご休息をして頂きたいとの熱心な陳情があり、結果その要望がかない天皇皇后両陛下がご休息された。
  • その際にこの門を通られたことから、「御幸門(みゅきもん)」と呼ばれる。

パンフレット 御本尊

パンフレット 上杉謙信

パンフレット 明治天皇

伽藍焼失と再建

  • 1558~69年上杉勢の兵火により伽藍のすべてを焼失した。
  • その後豊臣秀吉が北陸を平定した際千光寺の再建に尽力された。
  • その後は加賀藩前田氏の支援の下繁栄した。

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