【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 塩竃神社、志波彦神社
- 住 所 : 宮城県塩竃市一森山1番一号
- 御 祭 神: 別宮 鹽土老翁神(しおつちおじのかみ)
右宮 武甕槌神(たけみかづちのかみ)
左宮 経津主神(ふつぬしのかみ) - 創 建 : 不詳(奈良時代以前)
一森山
- 塩竃神社のある一森山からは、遠くは牡鹿半島・金華山、近くは松島の島々を望むことができる。かの松尾芭蕉も訪れた。
- 東山道(とうさんどう)より多賀城国府へ入る途中の交通の要所であった。塩竃神社と志波彦神社と合わせて、広大な土地に荘厳な社殿は当時、都からやってきた人々をも驚かせたと思う。また、土地の人たちにも朝廷の絶大な力を示すには、十分だったことだろう。
由緒
- 創建の年代は不詳。武甕槌神と経津主神が陸奥国を平定した時に、両神の道案内をした鹽土老翁神(しおつちおじのかみ)そのまま土地にとどまり、塩造りを広めた。
- となると、「鹽土老翁神は境外末社の御釜神社の祭神であり、地主神である。」「そのまま土地にとどまり」とあるので、矛盾すると思うが。
- 820年に書かれた正式文書の「弘仁式」に塩竃神社の記述があることから、創建は、奈良時代以前。
- 多賀城国府の北東に位置し、鬼門の守護として建てられ、蝦夷地平定の精神的支えとした。また、朝廷の威光を示す意味があったのだろうか。
御祭神
- 門をくぐって正面、右宮と左宮があり、南向きに建てられている。右宮には武甕槌神、左宮には経津主神。主祭神は、門をくぐって右に鹽土老翁神が西向きに建てられている。
御釜神社
- 御釜神社(宮城県)、日本三奇の一つ神釜を拝礼、旧ゑびすや旅館 塩竃神社の境外末社で、日本三奇の一つに挙げられる、「神釜」が奉安されている。製塩に使用する四口の鉄釜で、海水が枯れることもあふれることもなく、日本に異変がある時には、水の色が変わると言い伝えられている。
表参道
- 車で駐車場に入ったら楽に歩けるが、表参道から最短で本殿へ向かう時は、何百段かの階段に挑むことになるので、ご注意を。