【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 恵那神社
- 所 在 地: 岐阜県中津川市中津川字正ケ根3786
- 御 祭 神: 伊弉諾命、伊弉冉命
- 創 建: 不詳
- 駐 車 場: 一の鳥居の近くに何台か止められる?
由緒
- 創建は不詳。伝説によると、イザナギとイザナミが上坂峠を越えて美濃に入る時天照を出産した。その時のへその緒(胞衣:エナ)を清めて、恵那山頂に埋めた。
- その言い伝えが次の地名に残っている。「血洗の池」:「血洗神社」、「阿木村」:安らかな気・安気ががその例。
へその緒ではなく、「胎盤」
- 神社にある由緒書きには、「へその緒」ではなく、「胎盤」と明記されていた。根も葉もなくこんなことは書けないよね。?
前宮本宮
- 元は、山頂が「本宮」で、麓が「前宮」であったが、1620年に、山頂が「奥宮本宮」、麓が「前宮本宮」と「本宮」に変更された。
古事記とは違う日本書記
- 天照大御神は、古事記では三貴子の内の一神で、イザナギが禊をしたときに生まれたとされている。しかし日本書紀では、イザナギ・イザナミから天照大神が生まれたとされている。
猿田彦神
- 摂社に祭られているこの神は、天孫降臨の際、ニニギノミコトの道案内をした神とされている。また、「天地を照らす神」として、天照大神以前に伊勢で太陽神として信仰されていたとされる。
由緒書き看板
鳥居
夫婦杉
- 石段を上り詰めたところの社殿前に、左右一対に杉の老大木がそびえ立つ。樹齢千年(600~800年とも)の岐阜県天然記念物に指定された杉の木が迎えてくれる。
社殿・本殿
- 夫婦杉のしめ縄をくぐり抜け社殿へ。
渋沢栄一が奉納した額
本殿
狛犬
- 社殿手前の狛犬
揺拝所
- 本殿右側の揺拝所
摂社
- 本殿下の階段左側にある祠
恵那文楽
- 例祭日には、岐阜県無形民俗文化財に指定された「恵那文楽」が奉納される。
アクセス
- 中央自動車道中津川ICから車で約15分。結構山奥へ入り、道幅が細くなり心細くなる。百名山の恵那山登山道入り口に当たるので、人は多く訪れるみたい。
おわりに
- 「天照大神の胎盤が納められている」との説明を見て、神話と現実が交錯するような思いが巡り、不思議な気分に浸りながら参拝した。