【 もくじ 】
古墳概要
- 古墳名称 : 五色塚古墳、千壺古墳
- 住 所 : 兵庫県神戸市五色山4丁目
- 築造時期 : 4世紀から5世紀の初め
- 形 式 : 前方後円墳
- 被 葬 者: 石室がなく、墓ではない
- 規 模 : 全長194m、幅125m
- 駐 車 場: 有、無料、管理棟横のスペース(狭い)
五色塚古墳
- JR垂水駅の近く、明石海峡大橋を眼前に見える高台に、前方後円墳がある。住宅地の中の狭い道路を通り抜けると石葺きの古墳が目に入り、大きく感じられる。石葺きの上部には、埴輪、壺がずらり並ぶ。
パワースポット
- 最近では、パワースポットとして人気があるらしいが、私が行った平成10年頃は地元の人さえあまり知らない程(興味が薄い)だった。
- 住宅街にあり丘を上るように近づいていくので、着くまで古墳が見えない。到着した時、目の前に急に現れることと、周囲が住宅地なので、それらと比較して、さほど大きくない古墳であるが、大きく感じてしまう。また、そこからの景色は、瀬戸内海を見下ろし、本当に見晴らしが良く、気持ちいい。
- 管理事務所があり、年配の男性職員に色々尋ねて、アカデミックな観点からのコメントをお願いした。
- ここは、古墳の形をしているが、石室がなく、墓ではない。
神功皇后の新羅遠征
- 神功皇后が新羅遠征から帰った時、仲哀天皇が崩御したので、そのまま大和には入らず、ここで兵を温存したまま駐留した。そこで、怪しまれないためと、兵の士気を落とさず、規律を維持するために、古墳を築造したという。
祈りの丘
- ここは、「祈りの丘」だった。その男性職員の方の私見。
- まじめに応対していただき、ありがとうございました。いろんな情報をあつめても、「祈りの丘だった。」と断言されたのは、この方だけである。
- 今頃は、パワースポットとして有名になっているので、多くの人が訪れることと思う。
- また、「五色塚」というからには、どこからか眺めると、五色に輝いて見えるのだろう。明石海峡を船で通る際にはそのように目えるのかな。