【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 兜神社
- 所 在 地: 岩手県宮古市区界第2地割
- 御 祭 神: 品陀和気命
- 増 祀 : 近能佐七郎親良
- (閉伊氏の起源、源為頼=閉伊頼基の家臣のうちの一人が
- 明神となった)
- 創 建 : 鎌倉時代
- 駐 車 場: 鳥居の手前右の広場、10台ほど
- 参拝時期 : 2017年~2018年
- アクセス : 盛岡市内から国道106号線を宮古方面に向かい、
- 区界峠を過ぎて坂道を下ると程なく左手に見えてくる。
兜明神岳(標高1005m)
- 登山道の入り口になっている。かの源義経が自分の兜を埋めたという伝説がある。
応神天皇
- やはり源氏にゆかりのところは応神天皇が祭られている。
- 何の予備知識がなくとも大きな三角形、おおらかな稜線を描くこのお山を何となく信仰しお参り、お祈りしたくなるのは人の心の奥にある何かとつながるもののように思う。
- 入口の鳥居から神社への参道、明神岳の山頂を直線状に拝めるこの配置から山そのものがご神体で、のちに祠や社を作るようになった縄文の頃からの信仰形態を思わせる。
- 他でも山やそこにある巨石を拝んだ形跡が残っているところもあるが、ここにもそのような雰囲気がある。
- 今の神社形式になる以前から、山そのものが信仰の対象となっていたのかもしれない。
- 社殿左から山へ向かう登山道が続く。
- 山頂まで1時間ほどで行けるそうなので次回にはぜひ登ってみたい。
明神岳山頂
- 鳥居から神社そしてその向こうに明神岳山頂を見ることができる。
区界峠道の駅
- この日区界峠の道の駅に立ち寄ったら、このようなつらら(カーテンのような)ができていた。
- この扉の前だけにあったのでワザと作ったのかと思ったが、いかに。
- とにかくこの辺はこのくらい冷えるし、風も強く、突然の風で前が見えなくなることもあるので冬場に車で来られる方は注意が必要。
- 現在国道を整備中で区界トンネルが完成し共用開始したら、この危ない道路は通らくなくて済む。
- しかし参拝の折は現道を通ることとなるので注意してください。
埋蔵金伝説
- ミステリヤスな話では埋蔵金伝説がある。「阿部貞任が、源頼義と清原氏の連合軍に敗れ敗走した時に、再起を誓って阿部一族の軍資金を洞窟に隠した。」というもの。
義経北行伝説
- 「義経が藤原泰衝に高館を急襲されエゾへ逃げる途中、この山に登り兜を埋めた。」とされている。
- 宮古市内の横山八幡宮では、義経一行が数年滞在し写経した経典を奉納したという言い伝えもある。(鳥居横の由緒書き看板に明記されている)