越木岩神社(兵庫県)|ご神体の岩を大阪城石垣に切出そうとした時!

no image
スポンサーリンク
 

神社概要

  • 神社名称 : 越木岩神社(甑岩神社)
  • 住  所 : 兵庫県西宮市甑岩町5-4
  • 御 祭 神: 恵比寿大神
  • 創  建 : 不詳
  • 西宮市内から甲山へ向かう途中にある小さな社。古代信仰の磐座、高さ10m、周囲40mの「霊岩」とも呼ばれる、花崗岩の転石のような大塊がご神体である。
  • 岩の形が酒を造る時の甑ににていることから、「甑岩」と呼ばれたという。祭神が「蛭子大神」ということで、ひょとすると西宮神社の奥宮的な存在だったのか?または、後から、くっ付けたのか?
  • 西宮市内を一望できるポイントもあり、今では、パワースポットとして有名らしい。私が参拝した平成10年頃は、マイナーな場所で、古い雰囲気が漂い、全体的に、どっちかというと陰気な感じがあった。
  • ハイソな雰囲気の夙川の上手に位置しており、甑岩の当たりが夙川の源流だったとも言われている。

大阪城築城の際、切出そうとされるが

  • 豊臣秀吉の命により、大阪城の石垣造営のため、各地から石が切り出された頃、ここでは、池田備中守長幸が石垣として切り出そうとした。石に刻んだ家紋が今でも残っている。
  • 岩にクサビを入れると、その割れ目から白い煙が吹き上がると同時に鶏鳴があたりに響き、煙に巻かれた石職人はそのまま亡くなったという。クサビを等間隔で打ち込んだ跡が今でも確認できる。
  • ご神体に楔を打つとは、大胆なことをしたものだが、時の人である秀吉の命であれば、逆らえるはずもない。各地に、似たような石(各地に天の岩戸など)があるが、石垣のために切出そうとされた話は、さすがに聞かない。

スポンサーリンク