【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 天河神社
- 住 所 : 奈良県吉野郡天川村坪内107
- 御 祭 神: 市杵島姫命
- 創 建 : 不詳
草創
- 飛鳥時代にまでさかのぼり水分(みくまり)の信仰の発祥地といわれる。
- 役行者が霊山大峰を開山した折大峰蔵王権現に先立って勧請され、最高峰弥山(1,895m)の鎮守として祀られたのが始まり。
- また弘法大師が高野山を開山する前に、神社入り口付近の来迎院というお寺で修業をされている。弘法大師お手植えの千年銀杏があり、紅葉の際は圧巻だった。
- 新嘗祭の時期二週続けて参拝した際に、天河神社の太鼓橋から何かに呼ばれた気がして振り返ると、黄色く色づいた大木が青空に映え声を呑みこむほど圧倒された。
日本三大弁財天
- 厳島神社・竹生島と併せてその様に称しているが、天河神社ではなく江ノ島神社を加えて三大弁財天とするところが多い。
廃仏毀釈
- 江戸時代までは琵琶山白飯寺と称しており、本尊は弁才天(宇賀神王)であったが明治に入り廃仏毀釈の後は廃寺となり、本尊は市杵島姫命とされた。
御祭神
- 市杵島姫命
- 熊野坐大神
- 吉野坐大神
- 南朝四代天皇の御霊
- 神代天之御中主神より百柱の神
五十鈴
- 天の岩戸伝説で天宇受売命が使用した神代鈴と同様のものと伝えられている。三つの玉がトライアングル状に連なっている。
・いくむすび
・たるむすび
・たまめむすび
巫女の舞
- 神事の際の舞ではこの鈴を持ってぐるぐる回転する。バレーやスケートなら目が回らないように顔を一点に向けるがこの舞では顔は体と固定で棒のようにして回る。10回以上は回ってるなー。止まる時はぴたっと、みごとに静止して、そしてまた回る。目が回らないのが不思議。
商売繁盛
- 弁才天は商売繁盛の御利益でも知られているが、実は結構怖い面がある。水の神サラスバティ―が恐れられているように。
- 軽くお願いしているうちはいいけど商売繁盛のみをあまりにも極端にお願いすると、「努力が足りない!」と願いの反対の現象が与えられる。
- これは神道の本に書いてあったことだが、本来神道は神頼みするものではなく神様には感謝するもの。自身が行いを正すことや努力することを誓い、お力添えをお願いするものであって、単にお金を払って願い事がかなうものではないと。
- 普通にお願いしているうちはいいけどお願いが高じると眷属が間違いに気づかせるためにわざと反対のことを起こすという。
- どうでしょうか?