【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 熊野神社
- 住 所 : 福島県いわき市好間町上好間字小館1
- 御 祭 神: 伊弉冉命、事解之男命、速玉之男命
- 創 建 : 771年
- 駐 車 場: 有
- アクセス : 常磐自動車道路いわき中央ⅠCの近く、好間川を南側の高台から見下ろす位置にあり、そんなに大きくはない神社。
- 建設工事の安全祈願祭に参列させていただく機会に恵まれた。
本殿
- 本殿の中は、1月の寒空の中、ストーブが温められており、温か。そこへ並べられた椅子に腰かける形で、20名余りの人が余裕で参列できるほどの大きさだった。
- 駐車場とは別の北側の入口は、階段になっており、町や好間川を見下ろせる。
- 階段を登りきった左手に、巨木がそびえていて、登ってきた人を出迎えてくれる。
- 紅葉の頃は、下の町からは良く目立つと思う。
ご祈祷
- 祈願祭が始まる。宮司さんによる祝詞は、高くて優しい感じの音色が聴き心地良い。祓言葉、祝詞、玉串奉天と終盤に差し掛かったところで、なんと、「ひふみ祝詞」を奏上された。まるで歌を詠まれるような感じで、これには、正直、驚いた。「古神道」について本では読んだことがあったが、30年ほどあちこちの神社でお祓いを受けた中で、実際に耳にするのは初めて。神妙な空気に包まれて、時間が止まったような、不思議な感覚に包まれた。
「ひふみ祝詞」
- 秀真伝という、ヲシテ文字(神代文字)で書かれた古書。(一般には偽書とされているので注意が必要。)万葉歌の枕詞の意味や、大祓祝詞の意味などなど、通常、「意味不明」とされる言葉の意味を説明している。
- 興味をお持ちの方は、入り込みすぎないように注意して読んでください。私も以前、随分とのめり込んだ。結局それを知ったところで、社会生活で何の役にも立たない。くどいけど、くれぐれもほどほどに。
宮司さんにインタビュー
- 祈願祭の後偶然に宮司さんにお話しを聞くことができた。ひふみ祝詞を神社で奏上されるのを聞くのは初めてで、感動、感激したことを正直にお伝えすると、逆に宮司さんの方も、知ってる人は珍しいと、嬉しそうにも見えて、怪しそうには見ておられない様子でほっとした。
御祭神は和歌山から勧請
- 「古神道」を知っている人も、ましてや口にする人は少ないので、変な目で見られるか心配だったが、ここの宮司さんのように、優しく、まじめに、暖かい雰囲気の方が普通に話されることに、正直驚いた。
- 今後も訪れて、もっとお話を伺ってみたい。ありがとうございました。