【 もくじ 】
参道
真冬の午後から参拝した。入口の樹齢500年の大銀杏の出迎えを受け、さらに進んで階段の下に立って見上げると、石段がすべて除雪されていたのに驚いた。
この年は雪深く、当日も周辺では、50cm以上は積もっていたので、石まですっかり出すとなると、毎日続けてきれいに除雪されているに違いない。上まで登ると、お一人の方が除雪をされていた。(朝から午後までかかったのか..。お一人で毎日か。)
失礼ながら、こんな田舎で、そんなに人が来られるわけでもないだろうに、ここまで手間をかけられているのか!と、びっくりした。
階段をほぼ上り詰めると、和楽のようなメロディー(正月に神社で流れている琴の音)が聞こえる。正月でもない、2月にもなっているというのに、、、。


階段を登りきると、左手に釣り鐘が目に入る。「神社に鐘?」
釣り鐘は、もともとこの下にあったお寺がなくなった時に、この神社で引き取られたとのことこと。和楽の音楽は、一日中そして年中流していること。
重要文化財の拝殿は、古めかしく重厚。中からの照明が温かみを感じる。境内に進み、授与所(お守りとか売っているところ)の巫女さんに、釣鐘やBGMのことなどいろいろ尋ねたら、非常に丁寧に教えてくれた。
日本三熊野
日本三熊野のひとつ。東北の伊勢とも言われているとのこと。そして、「三羽のうさぎ」伝説があり縁結びの聖地でもある。
古くて重厚な雰囲気を醸しながら、縁結びパワースポットを目当てに、日本中からカップルが集まるような、仕組み作りも上手い。とてもすごい神社だった。
実は、参拝の翌日も午後から時間に余裕ができたので、再度参拝した。
東北の伊勢
今度は、男性の神職の方に、「東北の伊勢」について質問してみた。伊勢にしかない神楽がなぜ、ここにあるのか?である。それは、先々代の宮司さんが伊勢神宮に熱心にお願いしたところ、伝授が許されたが、その後、一切不出とされたので、伊勢以外にここにしかないということだった。
縁結び、三羽の兎
次は、三羽のウサギ探し。


拝殿の奥を回り、稲荷社の鳥居をくぐり、右へ曲がると、本殿の裏側に着く。そこの屋根をのせた構えの中で、様々な彫刻が施されている中に、ウサギが三羽隠れており、見つけると願い事が叶うというもの。
この日、どこかの取材撮りをしていたり、若い人や、老夫婦や、年配の女性のグループが思い々に探し、見つけていたが、私には、二羽しかわからなかったが、十分楽しかった。(授与所で、「三羽の兎に出逢う手引」がもらえる)
交通安全のお守りをいただきました。500円
2重に包まれており、もったいないので、ありがたく、そのままカバンの入れている。
神社名称 | 熊野大社 |
主祭神 | 熊野大神 |
配祀神 | 熊野夫須美大神(伊弉冉尊)
熊野速玉大神(伊弉諾尊) 熊野家津御子神(素戔嗚尊) |
創 建 | 806年再建 |
住 所 | 山形県南陽市宮内3476-1 |
参拝歴 | 2018年2月 |
周辺情報 石の大鳥居を通り抜け、神社に向かうと、手前左手に小学校がある。その先右手が駐車場。お間違えなきように。