【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 玉置神社
- 所 在 地: 奈良県吉野郡十津川村玉置川1
- 御 祭 神: 国常立神、伊弉諾命、伊弉冉命、天照大神、神日本磐余彦命
- 創 建 : 前37年
- 駐 車 場: 有(神社まで約1km徒歩)
生半可では行けない
- 標高1,000m、とにかく山の奥深いところにある。
- 私は平成25年頃参拝したが、その際には土砂災害関連の工事(発破作業など)が行われており、あちこちの交通制限の合間を縫っての強行突破しなんとか成功した。(スタート地点から、参拝した後、工事個所まで二時間で通過しないと、発破作業のため通行止めとなり区域内に閉じ込められる。)
- 今は工事は終わっているとは思うが、交通情報をよく確認の上行ってみてください。
- 但し駐車場から神社までは約1km歩くこととなるので、十分な計画と覚悟と時間に余裕が必要。
- 社の中には地元の小学生が夏に1泊で体験学習に訪れていることが記されていた。地元の方でさえ1泊するほどの山奥だということに驚いた。
創建
- 第十代崇神天皇の時代(崇神天皇61年、前37年)に玉城防火鎮護と悪神退散のために創建された。
- または熊野三山の奥宮として熊野本宮と共に創建されたとも伝えられている。
- また鎌倉時代には、玉置山は峯の名を「阿弥陀如来」嶺と呼ばれていた。
本社御祭神
- 国常立命 伊弉諾尊 伊弉冉命 天照大御神 神日本磐余彦尊
元は仏教(山岳)信仰の場所?
- 神武天皇以外はほぼ人間ではないのが斬新だと思った。
- しかしもとは阿弥陀如来信仰の場所だったと聞くと、長い年月の中でいろいろ変遷があったことを想像できる。
- ガチガチの神道の聖地のようなイメージを持ってしまっていたが、修験道や神仏習合の中の仏教信仰の場所であったかのか。
- 実際にはどうであったろうか。
地質構造
- 玉置山は標高1,000m~1,040mにかけて枕状溶岩堆積地があり、海底火山の噴火により玄武岩質の溶岩が水中に噴出し、急速に冷却、固化したことにより生じた、不規則な楕円状、又は曲がった丸太状の形状をした溶岩が一帯に露頭している。
- 玉置山山頂の南側斜面には枕状溶岩の顕著な露頭が見られ、場所によっては枕状溶岩が重なり合っている。
- その様子が「玉木」あるいは「玉置(玉を重ねて置いた)」ように見えることから山の名の由来となったとも。