阿智神社(岡山県)|阿知は倉敷の古称、当時は「吉備穴海」と言われ、海岸線が神社まで迫っていた。

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神社概要

  • 神社名称 : 阿智神社
  • 住  所 : 岡山県倉敷市本町12ー1
  • 御 祭 神: 宗像三女神
  •       (多紀理比売命、多岐都比売命、市寸嶋比売命)
  • 創  建 : 291年
  • 駐 車 場: 20台程度
  • アクセス : 美観地区の北、鶴形山の山頂

由緒

  • 291年、阿知使主(あちのおみ)の一族が半島から渡来し、養蚕・絹織・縫製・鉄製造の先進技術を伝えた。
  • 阿知一族の定住が倉敷の古名「阿知」の由来。
  • 当地は古く阿知潟という浅い海域。
  • 古来この一帯は「吉備の穴海」と呼ばれ、内海深く湾入し社地は内亀島という小島だった。そこへ海の交通交易の守護として三女神を祀ったと伝えられている。
  • 1584年、宇喜多氏による新田開発以降、広く開拓された。

拝殿

  • 大きな拝殿と青空

本殿

  • 拝殿の横から眺めると、拝殿と少し離れて本殿が。
  • 境内には、気品と格式を感じる。

絵馬殿

  • 門を通り抜け、拝殿が目に入る。その左手にある絵馬殿は、街を見下ろすように、斜面に張り出して建てられ、街を見渡せる。

  • 絵馬殿からの景色。創建当時は眼前に海が広がっていた。

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相殿神十九柱

  • 応神天皇
  • 伊弉諾命
  • 伊奘冉命
  • 八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)
  • 上筒之男命
  • 中筒之男命
  • 底筒之男命
  • 天照皇大神
  • 八十柱津日神(やそまがつたのかみ)
  • 神直日神(かむなほひのかみ)
  • 大直日神(おおなほひのかみ)
  • 素戔嗚尊
  • 奇稲田姫
  • 神大市比売
  • 宇迦之御魂神
  • 大己貴命
  • 少彦名命
  • 吉備津彦命

摂社・末社

  • 東方遥拝所とは、伊勢神宮のこと。だったら、天照皇大神社もお祭りしているのはどういう事?
  • 伊勢神宮の御祭神は天照大神に入れ替えられたとする説もあるが、、、

磐境・磐座、「古代庭園」

  • 境内には、磐境・磐座が点在しており、中でも本殿左(西側)にある鶴亀の磐境は「古代庭園」と呼ばれ、阿知使主一族が作ったとされている。

盛運の小路

 

最後に

  • 創建時期が291年というと、卑弥呼がなくなっった頃。どう解釈したらいいのか?
  • 当時の吉備の重要性、海岸線の様子などについては、「造山古墳ビジターセンター」内のパネルで詳しく説明されている。
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