【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 熊野速玉大社
- 所 在 地: 和歌山県新宮市新宮1
- 御 祭 神: 熊野速玉大神、熊野夫須美大神
- 創 建 : 129年(伝承)
主祭神
- (くまのはやたまのおおかみ伊邪那岐神)
- 熊野布須美大神(くまのふすみのおおかみ伊邪那美神)
速玉之男
- 熊野速玉大神は熊野本宮大社では「速玉之男」とされている。
- 518年神倉山から現在の地へ移転され、神倉山の旧宮に対して新宮と呼ばれる。
- 平成9年に参拝した当時は紀勢線が開通しておらず、大阪方面から向かうと田辺から中辺路に入り、本宮から新宮へと進むのに二時間以上かかったと思う。車のすれ違いも容易でない狭い所が何か所もあり、やっとの思いで新宮市に入ると、それまでの細い道・さみしい街道とは打って変わってとても町が開けているのに驚いた。
- 和歌山の奥地ではあるが三重県側とのつながりもあり栄えているようだ。
- 神社境内に入ると朱色の鮮やかな社殿が目に入る。本宮大社が質素・重厚でモノトーンであるのに対照的。派手には感じはいものの、明るく整然とした雰囲気が特徴。言い方を変えれば、重圧感や古めかしさはあまり感じない。
烏の護符
- 東北の地でも見かけることがある。全国的に有名。
- 第一殿 結宮 熊野結大神(くまのむすびおおかみ)(伊弉冉尊)
- 第二殿 速玉宮 熊野速玉大神(伊弉諾尊の映え輝く神霊を称えた名)
- 第三殿 証誠殿 家津美御子大神(素戔嗚尊の熊野に於ける神名)
国常立尊(神代第一の神) - 第四殿 若宮 天照大神
- 神倉宮 高倉下命
蟻の熊野詣
- 中世熊野信仰の興隆にともない、皇室から公卿、武士、庶民に至るまで熊野詣でが盛んに行われ、その人々の行列が蟻のように連なり賑わったので、蟻の熊野詣と言う。
摂社神倉神社
- 熊野速玉大社の飛地境内となっている神倉山に鎮座し、御祭神は高倉下命(たかくらじのみこと)。饒速日命の子神で熊野を統治し、神武東征の際に功績があった神。
- 山上の「ゴトビキ岩」という大きな岩石を神の依代と仰ぐ原始信仰であり、熊野三所大神が天降った霊所で古くから熊野の根本であった。