【 もくじ 】
日本第一大霊験所根本熊野三所権現
三山すべてを参拝すると御利益があると言われる。1日の内であれば更に良いとのこと。平成10年頃聞いた話で、昔からそう言われていたというが、今ほどの道も移動手段もない中では、さすがに1日は難しいだろうと思う。
三重塔
上ってみると、そこからはアップで見下ろすように、ご神体である滝を拝むことができた。雨模様の後だったので、水量のある力強いお姿を拝むことができた。

そこから参拝した時、ちょっとしためまいが起こり、ふらついたような感覚があった。二度、三度、体がゆらゆら前後に揺れる感じがし、と同時に、滝の下の方のしぶきになっているところが、その時は観音様が座ている姿に見え、そこから、二度ほど立ち上がろうとするように見えた。(勘違いもはなはだしいと、我ながら思う。見間違いだから有頂天にならないように、自分に言い聞かせた。)
驚き、動揺、動悸。これは人には言うまい。言っても、相手にされない、、、。
前662年 神日本磐余彦天皇(かんやまといわれひこのすめらみこと)の一行は丹敷浦に上陸し、光り輝く山を見つけ、そこを目指し進むと、御瀧(熊野の瀧)を探りあてられた。それを大己貴命の現れたるご神体としてお祀りした。(なぜ大巳貴命?ちょっと腑に落ちない)
神武は八咫烏の先導により大和橿原に入り、初代天皇に即位した。その後、八咫烏は熊野の地へ戻り、石に姿を変えて休んでいるという。(烏石)
第一殿 大巳貴神(飛瀧権現)・・・大国主神
第二殿 家津美御子大神
国常立命 ・・・素戔嗚尊
第三殿 御子速玉大神 ・・・伊弉諾尊
第四殿 熊野布須美大神
(主祭神) ・・・伊弉冉尊
第五殿 天照大神
御神徳
古来、こちらは、夫須美大神「結ぶ」として、諸願成就の「結の宮」と称し、諸々の願いを結ぶ宮として崇められた。那智の御滝は自然を尊び、無事息災の御神徳があるとされる。また、八咫烏は、交通海上の安全の導きの神とされる。
熊野の自然とともに、神々の恵み深い御社である。
那智の火祭り
実際には見たことがないが、パンフレットによると、打松というのは、「水しぶき」の形をした、水の精霊を表しているという。滝の神様に火祭りというのは、どこからくるのかとずっと不思議に思っていた。しかし、やはり、水と火とは?