高鴨神社(奈良県御所市)|全国鴨社総本宮で鴨族発祥の地、神武天皇の葛木王朝を支えた

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神社概要

  • 神社名称 : 高鴨神社
  • 住  所 : 奈良県御所市大字鴨神1110
  • 御 祭 神: 阿遅志貴高日子根命
  • 創  建 : 1543年再建
  • 駐 車 場: 有(鳥居左、鳥居右50m)、無料

沿革(御由緒書から)

  • 高鴨神社は金剛山の山麓に位置し、近くにある高天彦神社と共に、古代豪族の鴨族の発祥の地。
  • 鴨族は山を支配し、薬草・天体観測による暦・製鉄、農耕技術・馬術に優れていた。
  • 宮司、鈴鹿義胤(よしたね)氏の特別講演のネット投稿によると、「鴨族はある種の霊的集団でその背景には高い技術力があった。天孫降臨の際、ニニギノミコトに馬術を教えたのは鴨之大御神とも伝えられている。修験道の開祖である役行者も鴨族で、安倍晴明の師匠の賀茂忠行も鴨族。弥生時代末期には、田んぼに鉄を刺して雷を落とし、ドジョウを電気分解して収穫量を上げることもしていた。しかし、武器は作らなかった。争いを好まない一族で、平和を愛し高い技術力を持った集団であった。」
  • 高鴨神社の祭祀の起源は、少なくとも弥生中期から行われていた。
  • 神武・綏靖(すいぜい)・安寧(あんねい)の三帝は鴨族の首長の娘を后とされ、葛木山麓に葛城王朝の基礎を築かれた。この王朝は大和・河内・紀伊・山城・丹波・吉備の諸国を支配するまで発展した。

御祭神

  • 主祭神の「阿遅志貴高日子根命」は、またの名を「迦毛之大御神」といい、「大御神」と称されるのは他には、天照大神と伊邪那岐大御神の三神だけ。
  • 東宮:天照大神・天兒屋根命、住吉(すみのえ)三前大神
  • 西宮:多紀理毘売命、天御勝姫命、塩冶彦命、瀧津姫命

境内参拝

  • 鳥居から本殿

鳥居右手、揺拝所
祓戸神社
手水舎

  • 大杉から拝殿へ

    拝殿へ階段を進む
  • 拝殿から鳥居を振り返ると
  • 拝殿と本殿、本殿は撮影禁止のとことで、正面を避ける
拝殿
本殿

東神社

  • 東神社も撮影禁止(?)と思ったので、同様に正面を避けて撮った。
  • ここは、「神様がいる」ような雰囲気、神々しい雰囲気を感じる。
東神社の摂社
実に神々しい感じ
本殿への階段下から東神社へ

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  • 本殿から見る池

西神社へ

  • 西神社へ向かう途中の摂社
八幡神社
一言主神社
猿田彦神社
聖神社

 

稲荷大明神
金毘羅神社
八坂神社
牛瀧神社

西神社

  • 西神社は、撮影禁止の表示は特になかった。

日本さくら草

  • 鳥居を過ぎてすぐ右手(社務所手前)

葛木の道歴史文化館

  • 鳥居左側の第1駐車場は、葛木の道歴史文化館の駐車場でもある
  • 葛木地区の神社等を、パネルで説明されている。
  • お蕎麦屋さんでもある。

おわりに

  • 葛城地区は鴨族の本拠地だと実感
  • 鴨族は出雲系であり、神武天皇東征をささえ、その後全国へと発展していく。
  • 本当の当時のことは知る由もないが、宮司さんの言葉を信じるなら、戦いを好まない鴨族が、神武天皇を担ぎ、平和な国造りに貢献したということだろうか。
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