【 もくじ 】
施設概要
- 施設名称 : 茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館
- 所 在 地: 長野県茅野市豊平4734ー132
- 八ヶ岳西山麓標高1,000mの台地
- 遺跡年代 : 縄文後期(紀元前4,000年~3,000年
- 観 覧 料: 大人500円、高校生300円、小中学生200円
- 出 土 品: 「縄文のビーナス」「仮面の女神」など
尖石遺跡
- 八ヶ岳西山麓標高約1,000mの台地にある縄文時代の遺跡。
- 紀元前4,000年から3,000年の縄文後期の生活跡。
- 八ヶ岳は黒曜石の日本有数の産地。
- 視界の広がる高地台地で水の調達はどうしたのか。どうしてこんな不便な場所で長く古代の人が暮らしていけたのか?とおもったが、川や豊かな森が、どんぐり・鹿・イノシシ・川魚など豊富に得られたからという。
- 広い平野から矢印の方向へ階段を降りると、遺跡の名称になっている「尖石」。
- 他で見る磐座とかとは雰囲気が違う。祈りの対象というよりは、見印のような感じ。?
- 川へ下りる途中にあるので、ここを良く通ることはわかるが、祈りの対象にしたような感じではないよね。
- 南側を振り返った・・・広い、何もない
尖石縄文考古館
- 遺跡から「縄文の道」を東へ(山の方へ)200m程のところ
- 諏訪盆地全体の縄文から弥生にかけての遺跡跡を示している。
- 同じ場所に連続して人が生活している。
- 火山や洪水などの自然災害に強い場所といえる。
- 縄文時代の土器文様の変化
- 縄文時代早期の土器の復元・・・一番左のものは良く復元できたと感心
ピアス(土製耳飾り)
- 直径1cm未満~10cm、耳に穴をあけて入れていた。今と変わらない。それにしても、大きい。
縄文のビーナス
- 国宝指定の土偶・・・縄文土偶では国内初の国宝に指定
仮面の女性(国宝)
- 三角の仮面をつけた女性がマツリをしてる様子を表現したと解説されている。
土偶のミニチュア
- 手前が奥のミニチュアと考えられる。
- 土器のミニチュアを作る目的は?
- その精神性は?
神を祀る道具の土器
- 出土数が少ないことから、生活用ではなく神具ではないかとされている。
- 左上・・・灯りを燈すために吊って使用
さいごに
- 三内丸山遺跡のような大型建造物は見られないものの、独自のものやその使い道まで鋭く深く考察されている。
- 土偶は全体が滑らかで、作者の芸術性の高さが伺える。三内丸山とは作風が違うところが面白い。