【 もくじ 】
神社概要(闘鶏野神社)
- 神社名称 : 闘鶏野(つげの)神社
- 住所 : 大阪府高槻市氷室町6丁目
- 御祭神 : 天照大御神、応神天皇、天児屋根命
- 創建 : 不詳(背後にある闘鶏山古墳は、4世紀頃の築造とされる)
- アクセス : 名神高速道路の北側側道の行き止まり、南側住宅街の鳥居をくぐり、徒歩でオーバーブリッジを進む
- 駐車場 : 西側のスペースは、バリカーがあり利用不可
由緒
- 説明看板によると、元は「八幡大神宮」と呼ばれていたものを、額田大中彦皇子の猟場に指定され、「闘鶏野神社」とされたとある。それって没収されたってこと?
- 200m程西側に、「八幡大神宮」があり、もともと同じであれば、一つでいいはず。説明看板には「氷室の氏神」とされ、むこうには、「土室の氏神」として信仰されていると書かれているので、名前は同じでも別物なのか、地元の人に聞いてみないと分らない。
背後にある、闘鶏山古墳
- 闘鶏野神社の背後には、闘鶏山古墳という、未盗掘の前方後円墳がある。埴輪が無いことが確認されており、河内王朝時代より前の時代の築造とされている。
- 2002年の調査では、「三角縁神獣鏡」の存在が確認された。ということは、かなりの実力者がここを統治し、直ぐ近くにある新池埴輪製造遺跡にあるように、埴輪製作集団の土室氏の氏神だったのだろうか。
アプローチ
- 名神高速道路南側の住宅街の鳥居をくぐり、徒歩で階段を上る。この左に駐車場のスペースはあるが、利用できない。
- 途中の階段の両側にツツジの植栽が綺麗に剪定され、非常に気持ちいい。
参道は、高速道路のオーバーブリッジ
- 上の写真の階段を上ると、名神高速道路のオーバーブリッジとなっている。
- ここを振り返ると、そんなに高い所ではないが、意外と見晴らしが良く、生駒山まで見えた。
境内拝殿
- 新しく築造されたように見える。(名神高速道路の工事で移転したのかと思ったが、それよりももっと新しそう。)境内は、きれいに維持管理されている。
拝殿前にお百度石が
- お寺にはよくあるが、神社ではあまり見かけないよね。
闘鶏にまつわる話
- 都下は、朝鮮半島当時の新羅にまつわり、「日の出」を意味するという説がある。ニワトリが日の出を「告げる」というのは話が通る気がする。そして、神の神託を告げることになる。
- 奈良県の闘鶏野と、高槻市氷室で、当時「氷室」が見つかっており、同じ氷室として高槻でも地名を奈良と同じく、闘鶏野としたのかも。
この近くに「新池埴輪製作遺跡」が
- ここから車で2~3分の所に、「新池埴輪製作遺跡」がある。埴輪(ハニ=粘土)を作る集団を「土室」といい、先に述べた、闘鶏山古墳には無かった埴輪を日本最古で最大の埴輪製作工房として、100年間続いていたとなると、大和朝廷の中枢とつながりのある実力者が支配していたことは間違いなさそう。