吉備津彦神社(岡山県)|温羅を討ち吉備を平定した桃太郎のモデル

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神社概要

  • 神社名称 : 吉備津彦神社、(別名:朝日の宮)
  • 所 在 地: 岡山県岡山市北区一宮1043
  • 御 祭 神: 吉備津彦大神
  • 創  建 : 不詳
  • 駐 車 場: 数10台

由緒

  • 崇神天皇10年、四道将軍の一人の比古伊佐勢理比古命が山陽道に派遣され、渡来の温羅(うら)一族を討ち平定した。その際、温羅より吉備津彦大神の名を献上され、これが桃太郎伝説となった。
  • 温羅一属は百済から渡来し製鉄技術をもたらした集団で、温羅はその皇子であった。百濟ゆかりの王家であり、天皇にも成りえた血筋である。税金を取り立てる朝廷に抵抗した末に制圧されたのかもしれない。
  • 神社内の説明看板には、「地元の多くの兵が温羅に味方した。」と書いてあった。民衆には支持を得ていたのかもしれない。
  • 討伐され、悪者にされた話は東北の「虎捕山津見神社」に似ている。

朝日の宮

  • 夏至の日の出の方向に参道と社殿の向きを合わせてあり、「朝日の宮」と呼ばれている。
  • この近くに、黒住教の本部があった。黒住宗忠はここにも通いつつ、太陽神を感得するに至ったのだろうか?

御祭神は卑弥呼の弟

  • 吉備津彦大神の姉は、大倭迹々日稚屋比売命で、古代邪馬台国の女王の「卑弥呼」とも言われている。

鳥居

鳥居

迫力の狛犬

狛犬

参道

  • 鳥居を抜けた門につながる参道
鳥居を抜けたところ
参道脇の池

随神門

大灯篭

拝殿

拝殿から本殿を見る
  • この雰囲気は確かに、太陽神をお祀りする神社を感じさせる。
拝殿

本殿

  • 堂々たる風格
本殿

渡殿

  • 拝殿と本殿の間にある「渡殿(わたりでん)」
渡殿

摂社など

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子安神社

天満宮

ご神体

  • 「吉備の中山」と呼ばれている竜王山・茶臼山がご神体。磐座や巨石があり、かなり古くから信仰の対象とされていたようだ。

駐車場

  • 大きな駐車場。3月でも鯉のぼりが飾られていた。
駐車場に鯉のぼり

おわりに

吉備津彦大神の鬼退治伝説は3世紀頃とされている。しかし、製鉄技術がこの地で発展したのは5世紀から7世紀頃とも言われており、年代が相当にずれている。
間違いか、別の人か?

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