【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 今宮神社
- 所 在 地: 京都市北区紫野今宮町二十一
- 御 祭 神: 大己貴命、事代主命、奇稲田姫命
- 摂 社 : 疫(えやみ)神社 素戔嗚尊
- 創 建 : 平安建都以前(不詳)
- 駐 車 場: 有料駐車場(普通車のみ)
由緒
- 平安建都以前から疫病を鎮めるための疫神(素戔嗚尊)が祀られていた。朝廷では疫病や災厄が起こると、これを鎮める「御霊会(ごりょうえ)」が営まれる。「紫野御霊会」もその一つ。
- 994年朝廷は神輿を2基造らせ、斎を込めて船岡山に安置し、疫病鎮めを祈り、疫災を依り移らせて難波江に流した。これが、「紫野御霊会」であり、「今宮祭」の始り。
- 1001年に疫病が流行し、疫神を船岡山から現在の地へ奉遷し、大己貴命、事代主命、奇稲田姫命の3柱の神を創祀し、疫(えやみ)社とあわせて、「今宮社」と名付けた。
南大鳥居
- 市バス46系統の「今宮神社前」で下りてすぐに鳥居が見える。
本社社殿
- 拝殿

本殿
摂社 疫(えやみ)神社
- 本社左側に並んでいる。こちらが元だったのに、なぜか摂社になっている。
- 御由緒書の古い絵図を見ると「天王社」となっている。
- 御祭神:素戔嗚尊
末社 織姫社
- 機織りの祖神:𣑥幡千千姫命(たくはたひめのみこと)
末社 八社
- 大国主命、蛭子社、八幡社、熱田社、住吉社、香取社、鏡作社、諏訪社
末社 月読社
- 伊勢神宮の別宮月読尊をお祀りしている。二
- 鳥居が二重にあり、丁重に祀られている感じ。
末社 地主神
- 当地の守護神:宇賀之御魂、猿田彦大神をお祀りしている。
末社 紫野稲荷社
力石
- 微動だにしません
桂昌院 お玉の方 玉の輿
- 3代将軍徳川家光の側室、5代将軍綱吉の生母。西陣の八百屋の娘で「お玉」
- 良縁祈願の神社としても有名
境内の様子
広く大らかな感じ。濃い茶色の社殿も気品が感じられる。桂昌院のおかげ?
唐崎の松
- 近江八景の一つ唐崎神社の松から育てられた松。
東門
- 桜門から入ると右手にある東門。
あぶり餅
- 東門の前には2件の茶屋があり、名物「あぶり餅」の看板が。
おわりに
- 疫神の神社であり、玉の輿祈願でもある。
- 想像したより上品な雰囲気が漂っていた。
- 広葉樹もあるので秋にはまた一段と風情がありそう。