【 もくじ 】
神社概要
- 神社名称 : 溝咋神社
- 住 所 : 大阪府茨木市五十鈴町9-21
- 御 祭 神: 玉櫛媛命
- 創 建 : 不詳
はじめに
- 五十鈴市民プールの程近くの住宅街の中にあり、目の止まりにくい。
- 行ってみると、中々大きな神社だった。
- しかも、神武天皇の皇后がお祀りされている。
由緒
- 古事記では、大物主が玉櫛媛命を見染て結婚した。
- 日本書記では三輪神の子である事代主が、八尋熊鰐(やひろのくまわに)になって玉櫛媛のもとに通い、結婚したとある。
御祭神
- 玉櫛媛命 ・・・玉櫛媛命の母
媛蹈鞴五十鈴媛命・・・神武天皇の后
溝咋耳命 ・・・玉櫛媛命の祖父
天日方奇日方命 ・・・玉櫛媛命の兄
速素盞嗚命 ・・・玉櫛媛命の祖 - この御祭神をみると、主役は玉櫛媛命。かの有名な神武天皇の后ではなく、その母が主祭神となっている。かの神武天皇のお妃を差し置いて。
- やはり、神武天皇は架空の人物(その后も)で、その母は実存したということか?は不明。
- 三島溝咋耳一族5名をお祀りしている。・・・三島の人々は渡来人だとする説があるが、速素盞嗚命もそうなのか?
- 「溝」は「水」を、「耳」は「長い」を表すらしい。
三島溝咋耳一族、「くいの神」とは
- 「咋」の字がつく神様は、「溝咋」の他には、「大山咋」がある。もっと他にありそうで、ない。
- 「くい」は「杭」であり、「所有する」とか、「神様の依り代」を表すらしい。
- 「溝咋神社」・・・溝咋神社の上宮があった場所は、水路があり水流を制御する杭が多数打たれていたから。
・・・三島溝咋一族が安威川の水利を管理していたから。
などの説があるようだが、よくわからない。そういう意味なら、他の地域でも、似たよう名前が沢山あってもよさそうなものだが。 - 高槻の三島鴨神社との関係は?
三島溝咋の別名:賀茂建角身命
150mほど続く松並木の参道
- 一の鳥居から先は、左右に松の並木が約150m続く。
- 鳥居の構の割に奥深い。
境内・社殿
- 二の鳥居の前・・・ネット情報では、宮司さんが不在となり、地震や台風で被害を受けたままの状態…。とのことで、もっと荒れた様子を想像したが、綺麗で立派なたたずまいだった。